おことわり
この記事は旧ブログから引っ張ってきたものの再掲です。
コンテンツスクロールにあわせてAppBarLayoutの表示状態を変える
AppBarLayoutのapp:layout_scrollFlags属性を適切に設定しておくと、画面内のViewのスクロールにあわせてアプリバー内のView（ここではToolbar）が出たり隠れたりする。
ツールバー（「総合」と書かれた部分）がリストのスクロールに合わせて隠れる
<androidx.coordinatorlayout.widget.CoordinatorLayout
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent">
<com.google.android.material.appbar.AppBarLayout
android:id="@+id/appBarLayout"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="wrap_content">
<Toolbar
android:id="@+id/toolbar"
app:layout_scrollFlags="enterAlways|scroll"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="?attr/actionBarSize"
android:background="?attr/colorPrimary"/>
</com.google.android.material.appbar.AppBarLayout>
</androidx.coordinatorlayout.widget.CoordinatorLayout>
ちなみにコード側で設定するなら概ねこんな感じ。
toolbar.updateLayoutParams<AppBarLayout.LayoutParams> {
scrollFlags = AppBarLayout.LayoutParams.SCROLL_FLAG_SCROLL or AppBarLayout.LayoutParams.SCROLL_FLAG_ENTER_ALWAYS
}
スクロールを監視するViewにはapp:layout_behavior属性をこんな感じで記述しておく。
<!-- ViewPagerなのは適当 -->
<androidx.viewpager.widget.ViewPager
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
app:layout_behavior="@string/appbar_scrolling_view_behavior"/>
この@string/appbar_scrolling_view_behaviorとかいう文字列リソースなんやねんというと中身はこんなやつだった。
<string name="appbar_scrolling_view_behavior" translatable="false">com.google.android.material.appbar.AppBarLayout$ScrollingViewBehavior</string>
コード側から強制的にAppBarLayoutの表示状態を変更する
さて本題。
ツールバーが出たり消えたりの状態をコンテンツのスクロールに依らずにコード側から変更するには次のようにAppBarLayout.setExpanded(Boolean, Boolean)メソッドを使用する。
なんでこんなことをしたいかというと、ひとつのActivityにおいてコンテンツのスクロールによってツールバーが隠された状態でコンテンツ部分を別の物に変更したときにツールバーが隠れたままだと都合が悪いことがあったからだ。
次の「不正な挙動」のアニメーションでは、画面遷移後にIMEが表示されるがツールバーが隠れているため何を入力するためにIMEが表示されたのか全く分からない。
// 第一引数: 表示する場合true、隠す場合false
// 第二引数: アニメーションするか否か
appBarLayout.setExpanded(true, true)
不正な挙動: 画面遷移後、アプリバー上のSearchViewが見えない
意図した挙動: 画面遷移後、アプリバーを強制的に再表示できた